これらの方々には、私も含めて多くの「ファン」がいる。
- コンサルタントのK先生は、相手の話を「よく聞いて」くださる。
批判することなくじっくり聞いてくれるので、こちらは胸の内まで打ち明けることができる。
私としては、ソリューションに至らなくても、話を聞いてくれるだけで「スカッ」とする。
精神的に辛かったとき、前向きになれたのは、彼がそばにいてくれる安心感からだ。
- d携帯電話ショップのOさんは、「親身になって」対応くださる。
複雑な料金体系について、分かりやすく手書きして説明してくれる。
この時点で私はすっかりOさんのファンになり、当初a社かS社を考えていたが、d社にした。
その後も、こちらの苦手なデータ移行も、うまく動かないアプリの原因調査までも。
こちらの悩みを自分の悩みのように受け止め、「親身になって」対応してくださる。
今回ほどスマホ買換えが精神的に楽だったことはない。
- 歯科医のM先生は、「いっしょに考えて」くださる。
上から押し付けるのではなく、患者と「対話しながら」治療方針を決める。
こういう先生が世の中にいてくれるだけで安心できる、
実に心強い「かかりつけ医」だ。
- 英語のK先生は、「成果が上がるまで」やり抜かれる。
日本の学校英語教育のために、「成果が上がるまで」新制度導入にトライされ、ついに成し遂げられた。
それをけっして自慢したりしない。
K先生の、若者英語力向上ひいてはわが国の国際化に向けた「情熱」には、すさまじいものがある。
最後までやり抜く人だからこそ、本当に安心できる。
こういう先生から教えを受けることができる私は幸せ者だ。
ファンが多いのは当然であろう。ポイントは、
- 「よく聞く」、
- 「親身になって」、
- 「いっしょに考え」、
- 「成果が上がるまで」。
顧客は彼らから「共にいてくれる安心感」を得られる。
上記1~4は、いずれも顧客の立場になってみれば当たり前のことだが、
彼らほど徹底するのは並大抵のことではない。
それどころか、ついつい疎かにしてしまう。
私としては、疎かになるのを戒めるとともに、
日々一歩ずつでもこういう方々に近づけるよう心掛けている。