これらの方々には、私も含めて多くの「ファン」がいる。

  1. コンサルタントのK先生は、相手の話を「よく聞いて」くださる。
    批判することなくじっくり聞いてくれるので、こちらは胸の内まで打ち明けることができる。
    私としては、ソリューションに至らなくても、話を聞いてくれるだけで「スカッ」とする。
    精神的に辛かったとき、前向きになれたのは、彼がそばにいてくれる安心感からだ。
  2. d携帯電話ショップのOさんは、「親身になって」対応くださる。
    複雑な料金体系について、分かりやすく手書きして説明してくれる。
    この時点で私はすっかりOさんのファンになり、当初a社かS社を考えていたが、d社にした。
    その後も、こちらの苦手なデータ移行も、うまく動かないアプリの原因調査までも。
    こちらの悩みを自分の悩みのように受け止め、「親身になって」対応してくださる。
    今回ほどスマホ買換えが精神的に楽だったことはない。
  3. 歯科医のM先生は、「いっしょに考えて」くださる。
    上から押し付けるのではなく、患者と「対話しながら」治療方針を決める。
    こういう先生が世の中にいてくれるだけで安心できる、
    実に心強い「かかりつけ医」だ。
  4. 英語のK先生は、「成果が上がるまで」やり抜かれる。
    日本の学校英語教育のために、「成果が上がるまで」新制度導入にトライされ、ついに成し遂げられた。
    それをけっして自慢したりしない。
    K先生の、若者英語力向上ひいてはわが国の国際化に向けた「情熱」には、すさまじいものがある。
    最後までやり抜く人だからこそ、本当に安心できる。
    こういう先生から教えを受けることができる私は幸せ者だ。

 

ファンが多いのは当然であろう。ポイントは、

  1. 「よく聞く」、
  2. 「親身になって」、
  3. 「いっしょに考え」、
  4. 「成果が上がるまで」。
    顧客は彼らから「共にいてくれる安心感」を得られる。

 

上記1~4は、いずれも顧客の立場になってみれば当たり前のことだが、

彼らほど徹底するのは並大抵のことではない。

それどころか、ついつい疎かにしてしまう。

私としては、疎かになるのを戒めるとともに、

日々一歩ずつでもこういう方々に近づけるよう心掛けている。